Samstag, 28. Februar 2015

真正面アングルでエッフェル塔を記録する苦労 Tour Eiffel

結局パッシィでは殆ど何も観られずに陽が落ちかけ,どうにもならないなと諦めてライトアップされているエッフェル塔を観る為移動しました。
エッフェル塔を美しく観る事が出来る場所はいくつかあるようでしたが, 私は先ずはトロカデロから観ると決めておりました。志半ばでパッシィを出た私は,ここだけは決めてやると強い意志を持っていたので,地下鉄駅を出てから辿り着くまでの苦難にも耐えました。

苦難とは。
とにかくヒドいんです。地下道から大渋滞していて先に進めません。地下鉄にこれから乗ろうと云う客の為身体ひとつ分の幅は開けられていたけれど,意外にもそこを通ってズルしようと云う観光客はいませんでした。ダラッダラ続く人間の流れに乗ってどうにか地上に出て鬱陶しいミニチュア売りをかわすと,開けた先に塔が見えてきました。
彼我の土地に高低差があるんでしょう,まさしく,正面ドーーン!であります。

これ↗︎が初めて撮った塔です。想像以上に大きく美しく,なんの障害物もなく…と思っていたこの時は…観られる事に私はかなり感激し,更に近寄って撮りたくなりました。帰る観光客の流れに逆らい,寄れるだけ寄ろうとすると,最後に塀に突き当たりますが,その塀の手前には1メートル強くらいの高さの鉄柵があります。その先には行くなと当局が意思表示をしているワケですね。

その鉄柵の最前部を確保する事は東洋女の身体の小ささをもってしても難儀で,前にいた者が去ってようやく柵に辿り着きましたが,どこの観光地でもそうでしょうけど,柵を越えるバカがいるんですよね。
この画像にも立っている3人の観光客が写っていますが,これは柵の先の塀に乗っているワケです。撮った時は塔の美しさに舞い上がってて気づかなかったんですが,こうした輩は次から次へと現れます。

この記事ではこの時の恨みつらみ?を,大量の撮り損じ(これらは勿論ほんの一部!)とともにお伝えします。一種の廃材利用か。


  

私は三脚,一脚の類を持ち歩かないので,夜の撮りは夜だと云うだけで難儀なものです(ま,持っていたところであそこでは使えませんでしたが)。ただでさえ安定しないところにギュウギュウの客がぶつかってくるのでブレブレになります。特にこっちは当局のルールに従って行動しているので,柵を越えようとする人間に接触されてブレるのは非常におもろしくないワケです。
どうにか身体の安定を保ってシャッターボタンを押すと!押すと同時に写り込んでほしくない物(=“者”)が写り込むんですよ(右上のだけは悪意を持って撮ったものですが)。特に毎時ゼロ分から5分間のキラキラ演出ではキラキラして撮りにくいのと制限時間があるのでホントにジャマされたくないのです。
そんなに長時間いたワケではないものの怒髪天を…いやそれほどではなかったけど,落ちろやボケ!とは心の中で罵っておりました。ウフ。

1月1日の記事に載せた画像はこうした苦労の末にどうにか記録出来た物です。傾いたけど…。

ポルト・ドーフィーヌは別としても,この日はエトワール凱旋門とエッフェル塔で散々ゲンナリさせてもらいました。この時点までに持ったパリのイメージは,観光客が命がけで写真を撮る町…でした。

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