Samstag, 9. August 2014

ドイツ人と映画

身体が慣れて来て,日々の行動に欲が出てきました。その分こちらが滞ります。まぁ,身体が利かなくても滞りはするんですが。
既に一昨日のハナシですが,映画を観てきました。ドイツで今キテると云うコメディ物です。本来コメディは自分で選んで観るものではなく,人の誘いで行って来ただけですが,本編以外の諸々を観察し,それで力尽きました。




…本気で寝てました。観ている人達の笑い声しか憶えていません。
あらすじもわからないくらい寝ていたのですが,どうも「中年3人組が年甲斐もなく自由に生きる」…がテーマの様子でした。好きなネタではなさそうだと思った事が眠気を増長させたんだと思います。
ま,責任感のない“大人”を見てるとイライラする私にはこの映画は性に合わなかったに違いない。:)

で,本編以外の観察結果です。
私が国外で映画を観(に行っ)たのは2度目。一度目もドイツ。2005年,ゲッティンゲンの小さい映画館でした。一昨日行ったのはシネコン風の,いかにも今様な映画館。
あの形態が現在の主流なんだろうとは想像出来ますが,ドイツのスタンダードとは限らない事をお断りした上で以下申し上げます。

①宣伝が長い(本当は自分の嫌悪感を込めて「クソ長い」と言いたい…結局言っちゃった)
15分かかりました。映画以外の宣伝も含まれていました。イヤ気がさすには十分な長さでした。

②本編上映中以外,客は静かにしていない
なんのかんのとうるさく喋っていました。宣伝内容,つまり次に来る映画についてだったのか,それとも単なるいつもの話題の延長だったのか。

③本編さえ始まっていなければ遅刻を厭わない
申し上げたように,設定時刻を大幅に過ぎてから本編が始まります。それに間に合いさえすればよいと彼等は思っているようです。上映時間前に着席していたのは我々含め6人だけ。ガラ空きでした。しかしその後わらわらと人が集まり,最終的には結構な人数になりました。

④面白いと思ったら,上映をジャマする声量で笑う
内容がわからない程寝ていた私ですが,客の笑い声だけは憶えています。よっぽど面白かったんでしょうけど,…あれは日本的な感覚ではうるさい。

⑤シートは快適そのもの
広いです。座面も足許も。詰め込みすぎない設計がなされているように思われます。体格の差だけではないと思います。ゆったりしていると疲れません。日本の映画館がエコノミーシートならドイツのはプレミアムエコノミーくらいかな。それでも十分違うと,実際のプレミアムエコノミーを知る私は言い切れます。
そう,あくまでプレミアムエコノミーなんです。ビジネス,ファースト的なシートは日本以外の国にもあるんでしょうか?少なくとも一昨日の施設にはなかったような。

ゲッティンゲンの映画館は単館上映っぽさのある昔懐かしいタイプの物でした。だからなのか,広告にウンザリした記憶はありません。巨大資本が入ってチェーン展開していると一昨日のような眼に遭うのかも知れません。


もう8月9日になりましたが,当初の予定では8日のうちにこの記事を書き終える筈でした。ドイツの他の町にいるお友達が(オンラインで)来たので,文字でお話ししていてずれ込んでしまいましたが,これが出来るのも私が時差のない場所に来たから。日本にいては出来ない事なんでヨシとしましょう。ちょうど今,眠くなってきました。

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