Donnerstag, 8. November 2012

元気でね,福虎君 Alles Gute, Fu Hu

8月24日に福虎君について書こうと思い,そんなタイトルをつけたにも拘らずまるで言及しませんでしたが,私はその時,この事が一切頭から抜けていました。
即ち,この国で生まれたパンダは生後2年で中国に送られる事になっていると。
動物園に行ってはみたものの参りに参っていて,私はこの福虎君の動いている姿を捉えもせずに出てしまいました。
思えばこれが福虎君と私の,多分今生の別れになりました。まぁ福虎君にしてみれば私なんてなんの関係もないんですが,今や私が最も多く訪れている動物園となったここで生まれた子には思い入れがあります。
福虎君,昨日中国に飛んだはずです。あああ,もっとちゃんと観ておくべきでした。私は福虎君の兄,福龍君の時も寝姿しか観られませんでした。うぅぅ無念。



福龍君もここで寝ていたっけ。きっと禁止されているにも拘らず己の欲でフラッシュ撮影をするバカを嫌っての事なんでしょう。
私が見る限り,オーストリア人もやってますが,最も遠慮なくフラッシュをたく者どもはスペイン語を話している事が多いです。彼等につける薬はないんでしょうけど,動物側の事を少しは考えろよ!ノンフラッシュだってこのくらいは撮れるんだから。


こんなに大きくしてはみても,結局背を向けて寝ているところ…。



パンダは欧州では…いや,欧州に限らないか,大スターです。この動物園もパンダのおかげで相当オイシイ思いをしてる筈。でも当局の思惑は別としても,飼育員の皆さんは愛情を持って接しているように見えます。私自身は生別が決まっている動物の世話はしたくありません。死別もそうですが,生別だって半端じゃなくキツいです。私はそのツラさに耐えられそうにありません。



飼育ブース。小さい小さい福虎君を抱えて,母親の陽陽チャン(確かこんな名前だったと思う)が暫く籠っていたそうです。その様子は園内のモニタで映されていたっけ。ここのツガイは福虎君が次男である事からも判るように,繁殖面では期待され,その期待に十分応えた存在です。三男か長女か,また産まれるかな?

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