Montag, 29. Oktober 2012

カッセル… Kassel

カッセル。カッセルからドクメンタを除くと…何も残らない事想像を絶する。
いえ,何もない事はないんですが,悲しい事に,私の興味を惹く存在がほぼ皆無なのです。
グリム兄弟ゆかりの地であり,そのつもりで探せば色々見つかったのかも知れませんが,それを目掛けて私がカッセルに向かう事はなかったでしょうし,何やらスペクタクルな滝アトラクションも存在するようですけれど夏でさえ毎日ショーが行われるわけではないし(一日だけ機会がありましたが,ドクメンタを優先しました),城もわざわざ観に行かずとも。

ドイツにあるそれなりの規模の駅には店が入っていて,これがまた有り難い存在なんですが,カッセルのふたつの主要駅のスーパーがどっちも閉店の準備をしていました。同じチェーン店が入っていたんですが,渡独前かベルリン滞在中だったか,このチェーンが倒産の危機に瀕しているニュースを聞きました。
私は週末にカッセル入りしましたが,ICEが停まるんだから駅の店は22時までやってる筈と思い,21時半くらいに到着。実際スーパーは22時まで開いていましたが閑散としていて(客の入り以上に賞品棚が),買える大きい液体は2リットル入りのむやみに甘いアイスティー各種のみ。仕方ないのでそれを買って部屋に置いておきましたが…。

スーパーのチェーンが潰れるのとカッセルの町自体に関係はないんでしょうが,なんとなく,そう云う斜陽なスーパーを選んでしまう(他の大きな駅のように別の店が入っていないので,この目的に対しては唯一の選択肢)ところにカッセルのショボさと云うか運のなさと云うか…があるような気がしてしまいます(潰れたスーパーの後釜は,まあまあ心配なさそうな企業です)。こじつけかも知れませんが,そりゃスターバックスも来ないよ…。

ドクメンタで気力体力を使い果たしているところに,現地の御婦人から話しかけられ,この人にいく気に入られ,女史がカッセル中心部を案内してくれました。
しかしこの人の行動範囲はせいぜいが隣州のニーダーザクセン南部まで。カッセルがいかに地味な町かを認識していないようなんです。なんでもあるような言い方を得意気にしていたけれど,いやいや,アタシはベルリンから来たっての…。

ここでお示し出来るドクメンタ以外のカッセルはこの程度です。市庁舎フォトを何枚も紛れ込ませて水増ししています。
あ!そうですよ市庁舎。一般的には市庁舎内には伝統料理とアルコールを出すレストランが入っていて,それを自慢する土地の者もいますが,カッセルの市庁舎に入っているのは国内でチェーン展開しているステーキ店です。やむにやまれぬ事情があったんでしょうか。…であったとしても,やっぱりなさけない。










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